COLOR

校長あいさつ

本校は山口県の最西端の豊浦町に位置し、西は響灘に面し周囲を豊浦山系の豊かな緑に囲まれたすばらしい自然環境の中に立地しています。近くにはその昔大陸から渡来したといわれる弥生人達が築いた古代文明の夢とロマンが伝わる土井が浜遺跡があります。生徒達の多くは山陰線の車窓から美しい海岸線やのどかな田園風景を眺めながら通学しています。

 本校は、昭和23年に下関女子高等学校黒井分校として発足し、その後下関西高等学校響分校などの変遷を経て昭和55年に山口県立響高等学校として分離・独立しました。その後生徒急増期には各学年5クラスを数えた時期もありましたが、少子化に伴って生徒数は漸減し、現在では全校で6クラスにまで減少しました。しかし、本校では小規模校ならではの特色を生かし、キャリア教育に力を入れ、生徒一人ひとりに応じたきめ細かな教育を実践しています。平成22年度には開校30周年を迎えるにあたって、「飛躍・美徳・紀律」という校訓を新たに制定しました。「自らを高めるため努力を惜しまず、心身共に健やかで美しい心を持ち、礼を重んじ社会に貢献できる人格形成を目指す」という思いが込められています。
この校訓に沿って、本年度は次のような重点目標を掲げ「一人ひとりの夢の実現」のため、教職員が一丸となって取り組んでまいります。

 ・「わかる授業」を実践し、自学自習の習慣をつける。
 ・基本的生活習慣の定着を図るとともに、規範意識を高め自律できる生徒を育てる。
 ・個別指導を充実し、生徒一人ひとりの希望に沿った進路指導を実践する。
 ・部活動・特別活動を活性化し、地域と連携した活動で奉仕の心を養う。
 特色ある部活動としては相撲部が毎年高校総体や国体に出場しています。硬式野球部やバレーボール部も毎日練習に励み、実力を高めてきているところです。

 開かれた学校づくりをすすめるため、9月初旬には「合唱コンクール」や「ひびき祭」を公開し、11月には公開授業週間を設けておりますので、生徒の日々の活動の成果や学習の状況を参観していただきたいと存じます。また、「響高だより」をはじめ各課からの「たより」を定期的に発行し保護者や地域へお配りしていますので、一読いただき平素の教育活動を評価していただければ幸いです。
 豊浦町に根ざした高校として、地域とのつながりを大事にしながら、「情操豊かで心身ともに健やかな生徒」の育成に向け努力してまいりますので、一層の御支援と御協力をお願いいたします。


ページトップに戻る▲